『夏の泡沫、波に消えて』観劇

舞台『夏の泡沫、波に消えて』を観ました。




「どの回を観たのかなぁ」と気になる人は、

開演15分前くらいから客席でバナナの匂いがしだしたので、


バナナの匂いがしたorバナナを持ち込んだ人は、その回ですね。






9/4(金)ソワレを観ました。(すぐ言う)



このブログタイトルにも「泡沫」の文字が入っていますから、

これはもうそういうことですね。どういうことやねんっていう。


ちなみに"うたっちょん"とかいうふざけたハンドルネーム使ってますが、

これは本名の唄方清十郎から来てます。もちろん嘘ですけどね。





はいじゃぁ、言いたいことは全部言ったので

あらすじ。



【あらすじ】
とある海沿いの小さな町。
高校時代から溜まり場にしている廃墟がある。

ここは、閉鎖後そのまま放置されていた施設跡。
7人は卒業後も、夏になると毎年この場所へ集まっていた。
あれから9年が経とうしている現在、、、
この建物がとうとう取り壊されることを知るーー
忘れてしまった、あの日の記憶。
『大切だから、探したいの!』

オトナになれなかった大人達の、“いつも通りの”暑い夏!
個性豊かなキャラクター達と過ごす、残暑青春ファンタジー

予想だにしない一日が…
いま始まる!



ということで。

(amebaowndの装飾、Twitterからだとうまく表示されない問題)




なんとなく好きそうなあらすじだったわけですが。


演出が赤間くんということで、コメディ要素多めでした。
(赤間くんだからコメディというイメージは違うのか)





今回もキャスティング協力者のおかげか、

好きなキャストの集まりと言っても過言ではなかったです。



谷沢さんを観ると安心するし、

幸樹くんを観るとニコニコしてしまうのはなんだろうか。




3月に観た舞台と半分くらい同じキャストなんで、
たぶんその時も言ったけど、
若干「好きな人たち出てるだけで機嫌が良い」というのはやっぱり否めないですね。





ではここからはネタバレ込みで感想言うので、
また来世でお会いしましょう。













よかったですね。


完全に自分の諸事情であんまり詳しく書きたくないんですが、
ちょっとしたことがすごく嬉しかったり、ちょっとしたことがすごく悲しかったり。


あらすじの通り、青春ドラマだなぁと思うシーンがいくつもあって。
いろんな気持ちが湧きました。






花京院と七海が真夏を見て驚いたときに、
「あー真夏だけ死んでるんだなぁ」と思うわけですけど。



そこからの気持ちの持ちようというか、
景色が変わるあの瞬間。


それまでずっと無意味なというか、
みんなでバカやってたのもあって。


その気持ちのコントラストは狙いどおりで、
見ていた景色にスイッチ入りました。





まぁでも、
結果的には真夏だけ〜の
そうではなくて。



真夏だけは生き残って(植物状態)、
他の6人が震災で亡くなっていたわけですが。





最後の真相のシーン。


誠二が真夏を追いかけて、
そこで大きな地震が起きて。


「(真夏)先に行け!」


って決断して、それに真夏も応える。




そのおかげで真夏は一命を取り留めるんだけど。



俺にはできないと思ったなぁ。



なによりあの時点で、震源地がどことか、
津波がどこから来るとかわからない段階で、


真夏がみんなといるよりも
「1人で行かせることの方が安全」


というのを、
誠二も真夏も理解できて、
真夏も『絶対生きて』と思いながら逃げられたのは


あれは秘密基地というか、
その土地を知っている人だからわかったんだろうねぇ。



津波なら高いとこにいた方がよさそうで、

俺なら一緒にみんなのとこに戻ってしまう。



あそこで大事な人を1人にできないなぁ。
誠二はすごく冷静で勇気のある男だなぁ。


そのおかげで大事な人を救えたんだもんね。



ただ逆だったかもしれないし、
そうなってたら誠二は一生自分を責めたから、
これはもう結果論でもあるけど。



まぁ物語なんだから結果論というか自分の好きに考えていいので。


誠二はみんなのことも助ける気で、自分も助かる気で、そのためにはあそこから離れないといけないこと、知ってたんだって思う。


とか書きつつやっぱりたまたまかな。
どっちでもいいなぁ。



とりあえず自分たちが生きてないと、真夏も生き残ったってそのあと生きるの大変だから、死ぬとわかって戻ったわけではないのは事実ですね。








武井雷俊さん演じるスピリチュアルな男。

あの方はたぶん初めましてでしたが、
あの人が表に出た瞬間から一気に楽しくなった。
(見える存在として出たときから)


役者の個のパワーってあるなぁって
スピリチュアルでもなんでもないシンプルな力を感じましたね。



(Twitter)
武井雷...はいあったフォローぽち
はいはいサブアカね、フォローぽち




これは少しよくない感想と混じってるけど、


正直、客席&キャストみんなが一番笑ってたシーンは
俺は全然理解できていないというか、
そのワードを知らなくて「?」は浮かんでて


まぁみんな笑ってるし、なんかおもろいんだろうなぁって微笑んでたんだけど



これが「うーん」ってならないのが、
先に言った機嫌の良さであり、
なんというか信頼を得た人間の力というか。



それまでに「あーこの人好きだなぁ」って思わせた時点で勝ってるなぁって。



ずんの飯尾さんが何やっても本気で嫌う人そんないないと思うけど、そんな感じかな。


っていうと、あれか、いいひとみたいな話になっちゃうけど、

それだけでは「あーこの人好きだなぁ」なんてならないので、

まぁ役者さんとしてのそういう感じ。




先に言うと自分は人間劇というか、重たい話みたいなの好きな人で、

コメディを見るスキルみたいなのがあんまないんですよね。


だから逆にあんまり笑う感情少なくて申し訳ないと思いながらの感想なんだけど。



赤間くんに対して若干付き纏う
「わー!赤間くんかわいい!」という笑いの種類とかも、
まぁそりゃぁそんなに好きではないし、
(批判とかじゃなく好みの話)



(別の役者さんだけど昔その人がちょっとつまづいただけで客席がキャーキャーかわいいの大合唱起きた舞台見たときは開始2分で帰ろうとは思った)




リピーターばかりの舞台特有の「昨日と違う(笑)いや、昨日よりエスカレートしてるやん(笑)」という初見がついていけない会場中の笑いも。


そりゃぁもちろん好きではない。

(リピーターの方が多いくらいなのでそこに向けて動くのは当然)



会場いじりや舞台いじりも笑いの種類的にそんな好きではない。
(好きなとこ書けばいいのに)



でも、それで嫌な気持ちにさせないというかちゃんとクスりとさせる赤間くんや幸樹くんや武井さんの持つパーソナルな部分は、
笑いを扱う人にとってきっと大事な要素で、


彼らはそれを持っているんだろうなって。
知らんけど。




俺も軽めのジャニオタですし、
赤間くんは関係ないけど、やーやーやーの金八どハマり世代ですからね。


この話自体がホントに関係ないけど。
キャーキャーもわかるよという話。


男は思うだけだけど、なんか女の人って
「かわいい」って舞台観てて声に出して言うんすよね。


あれなんでか、でんじろう先生とかに解明してもらおか。
全然いいんですけどねほんとに。
なんでなんだろうなぁって思うだけで。




2秒くらい見れた赤間くんのダンスシーンけっこう嬉しかった。


え、すごっ

っていう。
かっこいいなぁ、赤間くんは。
もっとダンス見たかった。


まぁ赤間くんがジャニーズだったの知ったの8月上旬なんだけど。
スリダブで好印象な役者さんだったイメージ。



鮎川太陽も知らずにずっと舞台で観てたし、
あんだけ金八ハマってたのに知らんわけだから。


まぁ知らんかったけど好きになったよってことで、
過去の話はいいですね。





スピリチュアルな男の言う



『当たり前を失うことが不幸だと感じるならば、その当たり前は幸福であったということ。』




今回の舞台で伝えたいメッセージはコレなんだけど。




「結局どういうことだっけ」っていう若干のかまいたち感は置いといて。




ま、それこそ、こんなの当たり前ですが


今自分がとっても幸せなことは、
ずっとずーっと生きてる間ずっと自覚してるし。


今の幸せを大事にしなきゃなぁとも思うし。
それでも失わざるを得ないこともあるし。
自分の手で間違って失うこともあるし。



失ったあと、それをどう捉えて生きるか。
ってとても大変な作業で。



その人たちの分も楽しく生きなきゃってのは、
今回の真夏の背中を押す言葉としてはとても力のある言葉だけど


これはまた失ったあなたの状況や失ったものによって、適切な言葉はまた違うだろうなぁ。




死んだ相手に自分のこと好きだったって言われて、
真夏もそこで両思いになっても
なんだか悲しいような気もするんだけど。


悲しいより嬉しいし力になるんだろうなぁ。

自分のことそんな風に思ってくれる人がこの世にいるなんて、力になるよなぁ。



なぁ。





いやぁ。

それにしても。


真夏はかわいかったね。




衣装もよかったし、
ひさびさにまゆお可愛いと思った←



「あーこれはグラビア甲子園ファイナリストや」


ԅ(¯Д¯ԅ




これは山本真夢がやって正解だわ。


ハマってたね。
あの役回りは。


あれは山本真夢で正解だわ(2回目)。



素直じゃなかったり、
周りを盛り上げようとしたり、
たまに素直だったり、
人間らしく、みんなから好かれる。
でもちょっとだけ女子には嫌われる。
いいやつのせいで、さきみたいな感情が生まれるのもよくわかる。
真夏の人柄いいなー。




溝渕杏子も好きだったし。


佐川くんも高岡くんもイケメンなのに今回の2人も生粋のとき同様ちょっとダサくて。


なんというか、あの2人は主役しかできないタイプのイケメンじゃなくて好きなタイプというか、いろんな役見たいな。

(キムタク役しかできないキムタクのドラマもおもしろいしいいけど)




(あーSNSが窮屈になって補足と訂正だけでブログ書ける)





あの7人組が幽霊だと気がつく前は、
あの関係性×存在に対して、


ニコニコ建設の2人
病院の2人
スピリチュアルな男


大人になったみんなは、
すごく羨ましく思っただろうし


だからこそ、真実を知ったあとも
真夏を助けたかっただろうし、
目を覚ました真夏にまた力を貸したかっただろうし。




大人になってから会える地元の友達なんて、
俺はもうほとんどというか0に近いしね。

まぁ「俺なんて誰にも好かれない」とか思う節はあって、その辺は最近ようやく直さなきゃとは思えてきたけど。。


この話関係ないな。



えーっと。
だから。


真夏に関わることで、あの大人たちも自分の人生に重ねて何か思うこともあるだろうなぁって思って。


俺でもなにかしたいと思ったなって。
赤の他人とか関係なく。


チラシの大人になったスーツ着てる7人の絵もいいね。
本当はこんな笑顔で集まっていたんだ。


今も真夏をみんなで笑顔で見ているんだね~。







で、これは逆に失礼だけど、


なんかキャストさん全員がちゃんと何言ってるか聞き取れて、
言葉がちゃんと伝わってくるっていうのが
意外と小劇場でなかなかないことで←


自分が舞台のチケットあえて遅めにとって後ろから全体見たい人なのもあって、


後ろの方で見るからもあるけど、
意外と何言ってるかよくわからない人も多いんで
(言うて13000円くらいするやつでもたまにあるよね)


今回はキャストのみなさんとてもハキハキ聞き取りやすくて(拍手)


そんな最低限を褒められて嬉しい役者おらんけど。




拍手で思い出したけど、
やっぱ客席に人が少ないとカーテンコールの拍手とか力ないですね。


いつも正直、人に任せてあんまり音出る拍手してないけど、ちょっとがんばったもんね。


この内容に見合う拍手ではなかった気がして。

きっとお客さんみんな演者側が聞こえている倍くらいの気持ちはあったのでは。





こんなご時世で、自分も飲食店とかで隣に人が来るだけでちょっと嫌な感覚を持ってしまうのは正直今なおあるんだけど。



映画館と違って飲食もしない小劇場の舞台なので、
舞台と客席の距離はもっとあけるとかした上で、
席は詰めた状態で会話NGとかにしたらできないのかなぁ。



今回は4800円でコレが観れて満足だけど、
舞台これではやっていけないんだろうし。


他の舞台で9000円とかのもあったけど、
俺はそうなったら行かないからなぁ。


行けないわけじゃないけど、観方が変わってしまう。


ファミチキをこよなく愛する男が500円に値上がりして食べなくなったとして。

500円でも食べるやつに「おまえのファミチキ愛はそんなもんなんだよ」とマウント取られたところでね。


「いやぁそういう話かなぁ。500円だとそんな旨くないのよ。」


っていうね。


「200円の価値しかない」のと、
「200円でアレを提供している」ことは


やっぱちょっと違うというか。



そうなんですよねぇ。




まぁなんの話ってまたズレてきたんで終わりましょう。





夏の泡沫、波に消えて。


舞台観て、勝手にごちゃごちゃ感想言えて楽しかった!



(画像:赤間くんTwitterから引用)



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