散歩をした話。

昨日、散歩をした。


10時に起きて、早めに出掛けるつもりがなんだかんだで13時になってしまった。



それでも外の風と太陽は心地よかった。



気がするけどほんとのところはよくわからない。




外に出るとそんな感想を抱くものだという固定概念かもしれないし、


たまに公園に出かけた自分の1日を、良かったことにしたいだけかもしれない。






いつものように音楽を聴き、スマホを触りながら、得意の歩きスマホをしていた。


けどやっぱりやめて出来るだけ外の景色を見て、外の音を聞くことにした。




一応は自粛している身としては、完全テレワークで寝て起きた布団の上でそのまま仕事をして1日を終える。

3日に一度、夜スーパーに行く以外でこの世界とはほぼ死別している。



と言いつつ先週は映画館に行ったし、
月に一度、夜だけどフットサルもしている。



他人に厳しい界隈の皆様には申し訳なく思う反面で、本当はそんな人たちのことをあまり気にしていないことも合わせて申し訳なく思う。




それでも昼の世界を見ることが限りなく無くなった今、

昼に外にいて少しだけ元気になる自分を見ていると、もはや治療に近くすら感じた。






「公園」という世界はものすごい情報量で、
こんなに脳を使うことは日常では全くない。






初めは何もない景色だったのに、
気が付けばたくさんのこどもたちと大人たちが一つの空間でそれぞれ別のことをしている。


俺がこのベンチから動かない間に、周りだけが恐ろしいスピードでどんどん変わっていく。




お金を貰って大量の子供にラグビーを教えている人もいれば、一対一で野球を教えているお兄さんもいれば、家族もいる。



お母さんとバレーボールの練習をしているお姉ちゃんの横で、弟が1人サッカーのリフティングをしている。



お姉ちゃんがバックトスの練習に差し掛かる頃、弟はコーンを置いてドリブルの練習を始めた。



いや、めちゃくちゃ上手い。

笑っちゃうくらい上手い。


パッと見、どちらも小学生で、弟は明らかに小3よりは下に見えるが底抜けに上手い。


姉も母もバレーが相当に上手い。
しかし、それを凌駕するくらい弟がサッカー上手い。


天高くボールを蹴り上げそれをピタっと足元に収めている。




小野伸二の再来。


スーパー少年やないか。




俺がロベルト本郷だった場合、声をかけていた。


と同時にロベルト本郷じゃないおかげで警察沙汰を回避できたことに感謝した。






まぁそんなこと実はどうでもいい。






それら一式の周りを何周も走っている大人たち。


その空間を凌駕し空中を自由に飛び交う鳥たちも、アホみたいにずっと鳴いている。





偶然そこにいたこの人たちのセッションが(キモくなれる言い方の一つでおススメ)、

この人たちの日常が、
自分にとってはあまりにも非日常だった。






少し歩いて自由が丘の街を通ると、レフ板を使って撮影している人たちの横で、ひとりスマホのタイマー機能で己を撮影している人もいる。


その少し奥ではレトロな車を停めて撮影している人たち。



偶然その時間を共にしたみんなが一つの映えスポットで瞬間瞬間を譲り合って使っている。




ちなみにタイマーの連射機能で撮影していた女の子は、きっと普段は自己肯定感なんて低いだろうに、こうして野外でそうしたことをやっているというのがなんともとてもカッコよくて、俺は見ていない風に自分のスマホばかり観て歩いていたけれど、とても素敵に思えた。



その人はきっと自分で自分を可愛い可愛いとあえて言いながらその瞬間は生きていて、それはすごいことだし、すごく大切で



どうしてもイジッているように聞こえるのが残念だけど。


自分のメンタルが元気でいることが周りの人にも良い影響を与えるという心理を大切にしていて、本来持っている自己肯定力の弱さと向き合い、それをあえて自分の意志で強さに変えて、周りの人へのやさしさを身に纏うその姿はかっこよかった。







こうして外に出て社会と関わると、自分がもし犯罪者でも人殺しでも、どんなに最低な人間でも、みんなそんなことなんて知らずに接してくれてしまう。




外食すれば笑顔でありがとうと言ってくれるし、ボールを拾えば感謝もされる。




そう思うと自分は笑顔をくれる人たちを騙しているような申し訳ない気持ちに襲われる。




こういうことをここで書いてしまうとネガティブとか言われるけどたぶんこれはそういう話でもない。






昨日はとても良い一日で、寝るまでずっと楽しくて、朝起きてから今日もずっとイイ感じに終わる。




こんなに安心して過ごした二日間は久しぶり。


外に出るのも、たまにお休みをもらうのも、そのほか諸々、大切。






毎日300円くらいのご飯を食べ続けていた中で、

昨日は超ひさびさに2000円するランチを食べた。


本当に意味不明なほどおいしくて。




つまらない食事ばかりした俺に感謝をしてほしいくらいの追い風を背負っていったから他の人が食べてここまで美味しいかはわからないけど


一口目のステーキは俺が人生で食べた中でもトップクラスに、

「うまぁ~」と幸せな気持ちになった。



※岡田を追え!!でお馴染み「ギオット」さんにて


(写真で見る以上にお肉たっぷりで中にゆかりみたいなのやガーリックチップなどもあって、わさびや特製ソースなど味に飽きることもない。)




昨日の太陽光と赤身の牛肉でセロトニンが大爆発していて、

今もとても体調がいい。




こんなご時世は言い訳にならないけど、壊れてから直すのは大変なので、

みんなもたまには美味しいもの食べて諸々整えて。



いい4連休だった。

(終わってないけど)




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