MELLOW×2の感想でもないよくわからない何か。
先日、MELLOW MELLOWさんのライブを見ました。
グループの方向性を示していて良かったと思いました。
数字は例え話として
これまでいた100人のファンにさよならを告げて、
これから出会うであろう1000人との門出に立ち会ったような
そんな気持ちを持って。
こちらも晴れやかに笑顔でがんばってねという気持ちになる明るいさようならというライブ。
結成時から、旧グループのさんみゅ~とは曲調もやりたいことも違い、
会場には女の子のファンが半数以上いるような景色を思い描いてスタートした中で、
実態は旧グループのファンがそのまま移動し、
なかなかコンセプト通りの状況を作れない時間が想定よりも長く続いたかもしれない。
続ける中で、やりたいこと、現実的に出来ること、
コンセプトもいろいろな変化があったかもしれない。
けど、
ようやくファンが大きく入れ替わる一歩を踏み出したような気がした。
個人としては、
これまで「君にタップ」や「Waining Moon」、「マイストーリー」など好きな曲も多く、メンバーは言わずもがなとても好きだし、今も何も気持ちは変わらないものがある。
ただこの日のライブの演出の一つ一つに大きなクエスチョンマークが浮かんだ。
スタッフを総入れ替えした?この新生MELLOW MELLOWがよくも悪くも自分とは関わりのないグループになっているのだなということを強く感じた。
現状を整理すると、好きな歌手が新たなことを始めて、それがたまたま自分の好みとは違う方向だったので関わることはなくなったけど、でも心からがんばって欲しいなと思っている。
そんな感じで。
これは皮肉とかではなく本心。紛れもなく本当の気持ち。
5年後か、3年後か、もしかしたら1年後か、10年後か、
また自分がお客さんになる日が来るかもしれない。
まずはこれからいろいろがんばってねと思いながら
一旦訪れた仮の最後の時間を楽しく過ごした。
一旦の最後に昔から何度も書きなおした文章をこのタイミングであらためて残しておこうかなと思う。
あまりにも当たり前のことを長々と書くのだけれど。
MELLOW MELLOWはたぶん一度、
お客さんとして自分たちを見てみても良いと思う。
ライブの中で、コロナで周りが動いている中、ライブをしなかった理由が『動きながらでは考えられないから、あえて立ち止まって自分たちの長所などを見直してパワーアップした』と言っていたけど
さまざまなツッコミどころに目をつぶると、
たぶん考える優先度は少し変なのだと思った。
今は違うかもしれないけど、このグループのコンセプトが今も『150cm以下の女の子がバキバキにダンスを踊り、メローな音楽を届ける』ものなのだとしたら。
さすがに圧倒的に『見えなさすぎ』だと思う。
今回の会場が決まった時点で「あぁ、、見えないね」と落胆して会場に向かっている人も少なくなかった。
別にライブは必ずしも見える必要はないと思う。
音楽を同じ空間で共有するだけでも良いと思う。
ただ「150cm以下の私たちのダンスを見て欲しい」というのがコンセプトでそれがもし”長所”なのだとしたら、見せる必要はあると思う。
これまでのリリイベの会場、o-crestでの定期公演などを振り返ったときに、ことごとくステージが低い。
コンセプトを活かし、このグループを大切に思っている人の仕事とはあまり思えてはいない。
何を優先しないといけないのか。
リソースは決まっているのだから、何かに力を入れて何かは手を抜かないといけない中で、会場を決めることの優先度は今のままで合っているんだろうか。
o-crestでの定期公演は、最前列に背の高いおじさまたちが並び、
ステージに出てきたメンバーの身長は残念ながら最前列を超えることはできなかった。
2列目くらいまでは最前列の人の間を縫ってなんとか見えるものの、
3列目以降くらいからは何も見えないがために、
後ろでは見えないからとヤケクソでライブ関係なく暴れるだけの人も生まれ、
見えないしと、歌に被せて後ろを向いてずっと叫び続ける人もいるし
ライブのノリではなく見えないことによるストレスから生まれたヤケクソの盛り上がりを「盛り上がっている」と捉えてしまう面もなかったのかは、一度検討してもいいと思う。
それが悪いかどうかはわからないし、考えた上で良しとするのは全然OKだと思う。
この辺の捉え方は人それぞれで、少し話が逸れた感じはして文章として反省しているけれど。
言いたいのは「見せる必要のあるグループ」なのではないかということ。
ダンスをものすごく練習してスキルアップをしていた頃があって
SNSでもよくメンバーがダンスの話をしていたけれど
ステージが低くて見えないので本当に残念だけど0に何をかけても0だったと思う。
ダンスがどんなにすごくて、120点でも、残念なことに見えないので0だという時期はわりと長く続いた。
ダンスと歌のバランスで言うと。
踊りながら歌うことで歌の質は下がる。
ただダンスで魅せることができる。
そのバランス。
ISSAであれば両方を100+100で出来るがISSAではない。
例えば「マイストーリー」に振りがついた時は、踊りながら歌うことでブレて呼吸も荒く伸びも落ちて『振り付けがない方が良かったのでは』と思ったこともあったけど、
実際に観て見ると振り付けでついたダンスもとてもよく。
「歌100」+「ダンス20」の120点よりも、
「歌60」+「ダンス80」の140点を目指すという道も全然ありだと思った。
最終的には「歌90」+「ダンス90」くらいになるかもしれないし。
ただ、そこからのライブの多くは、
「歌60」+(「ダンス80」×「見えない0」)=60点が実態だったと思う。
会場選びで手を抜いたおかげで、メンバーが毎日死ぬほど努力した結果100点から60点になっているかもしれないことに関して、自己分析は誰がしていたのか。
メンバーなのかプロデューサーなのか、誰がどう判断しているんだろうか。
ライブをする側として
「ここに力を入れて」
「こんな演出をして」
「こんな風に見てもらう」
「こういうテーマで」
という作り手の気持ちのその上の前提として。
お客さんとして自分たちを見る目線が果たしてあるのだろうか。
新体制のファーストワンマンの会場は果たしてあそこでよかったのか。
リリイベはHMV渋谷でよかったのか。定期公演はo-crestでよかったのか。
他のグループと一緒にしていいのか。
150cmという特徴を活かせていたのか。
平日でもいいからステージの高い場所をマストで探すべきだったのでは。
キャパシティが減ったとしてもステージの高い場所を探すべきだったのでは。
着席も考慮すべきだったのか。
自分たちが何をしたくて、何を見せたくて、どう思って欲しいのか。
その上で収益の話とか諸々を考えてどうするのか。
多くの人が何も見えない会場でライブをした最後に出た言葉が、
「自分の長所を考えてライブをお休みしていた」という言葉で果たして合っていたのか。
見る側の目線ってもう少し持っていても良い気がするなと。
そう思うんですよね、少しね。
何年も前からずっと書いて書いて書き直して。
なぜ今まで書き終えることができなかったのに、今日更新できたのかと考えると、
たぶん嫌われてもいいと思ってしまっているからだと思って。
少しさみしくもあります。
人が何かに文句を言うときにある決まりみたいなものの一つに
「嫌われたくないと思っていること」があるんだろけど。
嫌われたくなくて、自分に大きなリスクを背負っている中で意見を言うからこそ、相手に伝わることがあるのにね。
本来は嫌われたくない状態で文章を完成させて、公開するまでにたどり着くべきだったのに、間に合いませんでしたね。
今となっては嫌われても良い人になってしまった後の文章だから、ただの文句みたいになってて悲しい。
ただ新原聖生が元気に騒いでいる声と少し見えた表情は、昔と何も変わらず今も優しい顔をしていてよかったです。
インスタだとイキった投稿あえてしてるから(笑)。
これからもがんばってねーーー
またお客さんとして会えたらいいなと思って、終わろ。
じゃぁのー
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