舞台「サンドイッチの作り方」観劇
もう去年の話になってしまいました。
12/23 夜(ソワレ)
舞台「サンドイッチの作り方」を観劇しました。
「劇団SUTTHINEE旗揚げ公演」ということで、
まぁHPを軽く見てもあまり誰が劇団員で誰がそうじゃないのかとか、そもそも"そういうんじゃないのか"とか、全然わかりませんでしたが、たぶん"そういうんじゃない"んだと思います。
わかりやすくてとてもおもしろかったですね。
2018年ラスト、良い舞台納めになりました。
ちょっと調べたら再演みたいで。
この前の劇団もそうでしたが、旗揚げ公演って再演が多いんでしょうか。
知りません。
2時間程度ありましたが全体的に飽きる瞬間もなく、
こういう全員にスポットのあたる舞台はそれぞれのエピソードが薄くなりがちですが、
全員が「こういうやついる」というテンプレートの集まりで、
見ている人がこれまで生きたリアルや空想の中で遭遇してきた人達。
展開も、全てを見ているこちら側が常に"先回りできる"部分が笑いに繋がっていて、
王道でとてもよかったなぁという気がしました。
料理教室に通う咲江の幼馴染の和志が、
自分を置いて家を出ていった母親の美恵子と再会するシーンでは、
もうそんな設定の説明が入る前の、
まだ「咲江の知り合いのおばさん」と「幼馴染の男」が鉢合わせただけのシーンで、
既にもう俺は泣いてるくらいだったわけですが、
それくらい話がわかりやすくて良かった。
(どうでもいい情報ですが、泣いてるのをバレたくないので、涙は拭かずに垂れ流しにして暗転中に拭くスタイルを採用しています。)
(※本当にどうでもいい情報だった)
やっぱり無茶苦茶な大どんでん返しみたいなストーリーは要らないから、くりぃむしちゅーのたりらリラーンみたいなベタドラマが良いですよねぇ。
韓国のドラマも全部ストーリー一緒なんですけどやっぱいいもんなぁ。
最もよくある展開の咲江と和志の関係。
「よくある」とか「ベタ」とか「王道」とかって、
今の世の中では一見良い感想に見えないしみんな違うことをやろうとするけど、
オープニングも良かったし、
最後の男性陣が料理を作るシーン。
あーいう音楽に乗せて、一気にストーリーが進んでいくシーンが本当に好き。
(選べるのもあるし、劇団によっては中央から埋めていくけど)
メイクもガッツリ舞台メイクではなく、よそ行きではないときの家にいる感じのうっすい感じの具合が本当によくて。
はじめの方は話す声もほそぼそとしていて、"母親"というのを強く意識させてくれる感じがとても。
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