ナスの話。
2019.8.25(日)
武田舞彩のライブに行ってきました。
目の前のソレはあの武田舞彩なのだから、
歌が良いのはあったりめぇだてやんでぃこの野郎ぼけぇなんだけど
それと同じくらいめちゃめちゃMCが上手くて、
それに伴って曲の意味もすんなりと入ってくる素晴らしいライブになっていた気がする。
12曲中10曲は確かオリジナル曲だったので、初めて聴くお客さんも多い中で、
「この曲は歌詞を聴いて欲しい曲」というのを「歌詞に注目してください」というそのままの言葉ではなく、ユーモアたっぷりに自然と勝手に注目してしまうように仕向ける。
曲ごとに知らず知らずのうちにお客さんを聴いてもらう体制に、ノッてもらう体制にするのがとても上手かった。
そんな中、昨日聴いた「なす」という曲が特に素晴らしかった。
歌の中にあった
「麻婆茄子は所詮『麻婆豆腐の二番煎じ』」
だったり、
「夏野菜の代表格みたなドヤ顔をしているが、ずば抜けた実力があるわけでもないのにみんなの協力に支えられてその地位にいるだけ。」
といった感性に非常に共感するとともに、
『ナスの性格が嫌い』という表現がさらに共鳴する部分である。
(音源と歌詞が世に出ていないため※、私の主観がプラスされている可能性あり)
おそらく食べ物に対して「○○の性格が嫌い」発言は誰しもがしてきたことだろう。
もちろん私もよく言う。
その「○○の性格が嫌い」業界の中で最もよく言われているのが
椎茸(シイタケ)だろう。(当社調べ)
言い換えれば"最も性格が嫌われている食材"と言っても過言ではない。
ではなぜ椎茸くん椎茸ちゃんは嫌われてしまったのか。
もったいぶる必要もない。皆わかっていることである。
それは、椎茸の
”我、椎茸也”精神
全ての味を"我味"に染めるその腐った性根。
椎茸が入っているだけで
もう何にブレンドしようが椎茸。
どんなに細かく刻もうが、
肉まんは椎茸まんだし。
春巻きは椎茸巻き。
茶碗蒸しはかろうじて茶碗蒸しだが、
椎茸の周りはエグい椎茸味になる。
うまい棒椎茸味であり、ガリガリくん椎茸味。
湯船に入れようものならもう鼻がCRUSHだね!
(LUSHとかけている。レベルが低いと説明がいるのだ。)
さほど魅力もないクセにめんどくさいからという理由で
みんなが持ち上げて
他人に迷惑をかけながら地位や名声をあげた気でいる。俺は椎茸、ガキ大将。
人として抜群の魅力があれば、
皆、「椎茸色に染まってしまう(キラキラ)」という表現になるのだが、
味もたいしたことはないし、
我が強過ぎて邪魔なことの方が多い。
こちらもナス同様ではあるが、問題は
「別にさほど美味くもないのにデカい顔をしている」ということ。
こんな画像もヒットしたがこれはちょっと染まってみたい。
ちなみに、自分はナスについては、
子供の頃は「あんな黒光りした中身はスカスカの物体の分際で」(←武田談)
という認識を同じく持っていたが、
ここ最近は彼らを美味しいと感じるようになってしまった。
ナスに限らず、セロリなど子供の頃はちゃんとマズイと認識できていたものの味がわからなくなり、
舌がバカになったことで美味いという間違った感性を持つようになった。
個人的には、"リカちゃん人形の靴理論"で、
間違って食べても不味くて吐き出すように出来ていたセロリたちを
今は間違って食べたのに吐き出せないどころか「美味い」とか言っちゃっているおじさん状態だ。
自分がおじさんかどうかは今は関係ない。
ひとこと多いのが自分が多方面で嫌われている理由のひとつ。
ナスや椎茸よりよほど嫌われている。
普通に寂しい。
けど今その話は関係ない。
とまぁ、言いたかったのは、
ナスを食べられるようになってから、少し見る目が変わった。
二番煎じも許せるようにはなった。
ただ、確かに要所でドヤ顔をしてくるので、
「おまえはそこまでの地位、人気、立場ではない」
という思いは依然としてあり、未だに嫌いな性格の野菜ではある。
もう少し「見た目は最悪級だけど食べてくれて、認めてくれて、優しくしてくれて、美味しいって言ってくれてありがとう」というスタンスで振る舞ってくれれば、ナスに対する世間の印象は違うのだ。
ただまぁナスにそういう振る舞いをさせているのは、
我々周りの人間なのかもしれないというのもある。
この折り合いの付け方は難しい。
「我々周りの人間」
の観点でいくと、
彼の振る舞いを自分の見方が正しいかの如く批判し、
彼をこの世界から干すことは果たして正しいのだろうか。
(椎茸だけに)
椎茸が周りを染めて"しまう"のは、
純粋に悪ではなく、それが椎茸の役割でもあるわけだ。
俺から見れば他人の個性を尊重せず、
みんなの良いところを出そうぜ!ではなく、
他の食材たちの味を自分に寄せてまで「我、我ここにあり」という
かまってちゃんというか、横暴な人間に見えるが、
結局は、
根底に「味が好きではない」という
彼自身との相性、好き嫌いから派生した
嫌なところにすぎない。
周りを染めるのは彼の個性であり、彼の良さでもある。
だからこそ彼を求めている人達は、
彼単体での味ではなく、彼が周りに与える影響にも期待している。
キムタクはキムタク役しか出来ないから、
個人的にはそんなに好きな役者ではない。
「キムタクが出る」というだけである程度、演出もストーリーも決まってしまうからだ。
松山ケンイチのような「いろんな顔を持つ君を知ってるよ」的な役者が好きだ。
まぁ何がどうなるかわかっていてそれでもなお面白いんだから
キムタクはむしろ凄いわけだけど、ここはもう好き嫌いの話。
そう、これは好き嫌いの話。
嫌いな人を一概に「邪魔者」「自分勝手」「性格が悪い」と片付けるのはどうか。
椎茸を獲得したチームの監督は、
完全に椎茸をベースとしたチーム作りを掲げているわけだ。
その椎茸のプレースタイルが気に入らない場合は、
これまで書いてきたようなサポーターの振る舞いになるわけだが。
とりあえず認めよう。
椎茸個人は尊重しよう。
椎茸には椎茸にしかない特別な個性があり、
椎茸色に染めて"しまう"のではない。染めて"くれる"のだ。
オマエを好きな人も大勢いて、素晴らしい食材だ。
ただ俺はやっぱり好きではない。
自分で料理を作るときには俺のチームには要れないし、
外食でも出来るだけ椎茸が入っていないものを選ぶ。
そもそも、そんなに味を変えるなら主役みたいな顔をしろ。
なにを地味な見た目で入ってるかどうかわからないような位置付けで隠れてるフリをしている。
そう。
お互い別々の道を歩こう。
元気でな。
と
大好きな茶碗蒸しに入っていたりするから、、、
と、結局ふりだしに戻る。
あいつはどこにいても関わってくるんだ。
二転三転したけど、
まぁ特に伝えたいことはない。
結論もない。
さて。
こんなことを考えていると1日なんてすぐに終わる。
俺にはわずかな寿命があり、残り数少ない時間を生きているのにだ。
このナスと椎茸に捧げた1分1秒を僕は忘れない。
まぁ今日も誰かの暇を潰す1秒になれたのなら本望だ。
さっき言ってた歌詞が公開されているらしい。
たぶん、「○○まる」になると思いますけど。
自分もとりあえず入って歌詞だけいただきましょうかね。
まぁなんか。
よかったと思った。
ライブを見て。
意味がわからない。
5000円のチケット代でツーマンなら全然払う。
まぁDestinationが毎度5000円って価格がイカれてるのはあるんだけど。
もったいないな。
ひとまず、今はまだアイドリング中だけど、
とりあえず、行けてよかった。
今でもアイストのオタクを観るだけで気分が悪いところはあるけど、
溝手るかちゃんや、武田舞彩のソロライブが観れる現実はうれしい。
ごちゃごちゃ言わずにしっかり準備を続けた結果だしね。
素晴らしいライブでした。
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