9円の駄菓子だけ買える買えない論争に終止符を打つ回

仕事中にコーヒーを飲む人は多いだろう。

なにを隠そう私もそのひとりだ。




最近で言えばCRAFT BOSSの「ブラウン」からリニューアルを遂げた

「スペシャルティ微糖」を飲んでいる。


(画像引用:おためし新商品ナビ)



美味しいかどうかはよくわからないけど、

味覚小学生なのでブラックはちょいキツい。

(ブラックが良い日もあるが基本はちょいキツい)




となると、飲むべき選択肢は消去法でこいつだ。




「消去法」というと、スペシャルティに失礼だが、

人生というのは得てしてそういうものである。






甘すぎるのが欠点だが、ブラックも飲めない私に人権を与えてくれた彼(スペシャルティ)のことを悪く言うつもりはさらさらない。




あえて言うとしたら、

「スペシャルティ」より「スペシャリティ」の方が言いやすいということくらいだ。






ちなみに今CRAFT BOSSを8本飲むと、

LINEポイントが100ポイントもらえる。

(100ポイント=50コイン?)






さらにちなませていただくと、


今日8本目を購入し、すでに応募させていただいていた状況。





もっとちなみ候致し申すと、


6月にコインが付与されるとの見込みがたったので

新たな自分ツッコミくま(うごうご)のLINEスタンプを今日先行して購入済みである。



自分一人のLINEグループを作って、試すところまでやった。






応募時には8個のシリアルコードを一気に入力して応募する必要があるため、

シールを保存しておく必要があり、クソめんどくさいことだけは補足しておこう。











さて、ここからが本題。



会社の近くに「おかしのまちおか」がある。

低価格で駄菓子やアルフォート的なやつらを販売している。


最近PayPayが使えるようになり、よく利用するようになった。




主な用途は、眠気覚まし。

徒歩1分ほど歩くことと、なにかしら口に入れて顎を動かしたい。



だが最大の目的は、

甘いコーヒーで口の中がなんか嫌な例のやつを一回リセットさせたい。





そこで一番良いのが、


「やきそば屋さん太郎」。

(および、姉妹グループの「ラーメン屋さん太郎」)





量的にも塩っけ的にも、眠気解消的にもこいつがベスト。




しかし、問題がある。












「安すぎる。」








9円だ。






わたしはれっきとした

それはもうちゃんとおじさん。





おじさんは9円だけの買い物をしない。






なにより恐れているのが、









「9円おじさん」

とあだ名をつけられることだ。






これだけは避けたい。




「お客さんにあだ名をつける。」

それは絶対にやるだろう。




それを否定はしない。




しかし、




「9円おじさん」はちょっとやめてくれ。





ケチだと思われるのは構わない。


ただ、節約しているわけではないんだ。



いや、俺はケチなのかもしれない。

しかし今回に限っては違う。



他のものが必要ないんだ。



俺は、やきそば屋さん太郎が欲しいだけ。

やきそば屋さん太郎以外に用がない。




いつもアルフォートや飲み物、他の商品も合わせて買うことで、

目的のやきそば屋さん太郎にスポットライトが当たらぬよう入手していた。




しかし、本当のことを言えば、アルフォートは要らない。



すまん、アルフォート。

俺はやきそば屋さん太郎のために君を購入し、食べていた。








「では、まとめ買いすれば良いのではないか?」




考えた。


当然、わたしもそれは考えた。






だが、どうだろうか?



やきそば屋さん太郎を10個レジに持っていくとしよう。



値段は90円。


うん。

どうだろう。


少ないが、まぁ駄菓子屋さんにしては100円出して10円おつりがくる。



うん。


まぁギリいいでしょう。





気になる、あだ名はどうだろうか。












「9円おじさん」だ。










9円を10袋大量に購入したおじさんは、




さきほどの初代9円おじさんよりも

より印象的な9円おじさんではないか。




進化してしまっている。

合計金額などどうでもいい。




9円の商品を10個も買ったおじさんだ。

より相手の記憶に残ってしまった。






であれば、週に2,3回?

9円の商品を一つだけ買う


「初代9円おじさん」の方が良い。








そもそも9円って恥ずかしいか?


店員さんは何も思っていないだろう。



ただあだ名はつけるだろう。


何も思ってないのに、あだ名だけは付けてしまう。

これはもはや人間の性だ。





そうか。




人間の性か。




じゃぁもう

それは仕方ないのではないか。




「9円おじさん」というあだ名をつけられることに

俺は恐れ過ぎていた。





これまで培ってきたもの。

他者の評価。

自らのプライド。



あらゆるものが邪魔をしていた。

そもそも俺はそんな出来た人間か?




いいじゃないか、9円おじさんで。




そうだ、俺は9円おじさんだ。










昨日までと見える景色が違う。




俺は今日。


ひとつ殻を破った。



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