「つぼみ」を失礼に褒める回。
年末に地元に帰省した際に、
地元の友人宅で「今年印象に残ったグループ」を共有する会が行われます。
(なにそのクソみたいな会)
この中には、BiSHなど「そんなもん当たり前に良いだろふざけんなよ」というものは含まれておらず、「そんなグループがあるんですねぇ」みたいなところがある種求められている。
(わざわざ言わなくてもいい失礼なことを先に言うタイプ)
ここでよく言ってるさんみゅ~やChubbiness、Prizmaxは既に共有済み。
(前述のせいで早速3グループへの俺の好感度を落とす結果に)
となると、特にベビレ解散を筆頭にそうした音楽が終わっていく中で、
今年はさすがに「もう特にないなぁ」と思っていたんですが、
1個だけ思い出したんですよね。
それが、「つぼみ」。
(あと、MELLOW MELLOW。←1個じゃなかった。)
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の「吉本坂46」じゃない方のアイドル。
ビジュアルも正直全然可愛くはない。
(※個人の感想です。(赤の子は綺麗←コラコラ))
ただ、曲が良い。
「良い」というのも信用に関わるので、あまり軽々しく言いたくないですが、
それでも言おうかと思えたのは、
間違いなく2018年11月24日 マウントレーニアホールでやったワンマンライブを見たから。
『ちゃんとしてる』
これが一番の感想。
久々にここまでちゃんと作られたライブを見たなぁというのがあって
ちょっと感動しました。
Youtubeにも公開してくれています。
ちょうど俺が座っていたあたりのアングル。
今このブログを読んでいて、↑の映像を見れるモチベーションの人はいないでしょう。
1.5時間ありますからね。
昨年末、地元の友人宅でこれをダイジェストで観ました。
ざっくり感想。
・OP映像がそこそこちゃんとしてる。
・ライブ構成がちゃんとしてる。
・ストーリーが初めて見る人にちょうどいい&初期からのファンも胸アツ(たぶん)。
・超久々にジーマを飲んで以来、ジーマにハマった。(これはもうホールの感想)
・リハ(曲名)でファンが口上しているシーンは毎回なぜか泣きそうになる。
(普段はガチ恋口上とかクソだと思っている身ですがこれは何故か良い。俺は言わないけど。)
・とりあえずいろいろとちゃんとしてる。
・帰り道の夜風が気持ちよかった。(気候の話)
・ピザはどのお店でもだいたい美味い。(周知の事実)
ここから先は↑の動画を観る気がある人は一旦動画見てからの方が良いです。
(あと音質とかも多少アレなんで映像はそんな期待しなくていいです)
この日のライブの構成としては、
つぼみの中で最も強い曲「All tag need」で開幕。
(いやオレ全然つぼみの曲を知らないけど)
『あ。俺が一番好きな曲歌っちゃったじゃん。終わった…。』
という寂しさを抱えながらスタート。
数曲歌った後で、よしもとの偉い人から「今日で解散」の通達が。
暗転してスクリーンにはゲームをするカップル二人。
「GAME OVER。もっかい最初からやろう。」
の一言で、つぼみが結成されたときからスタート。
『あーなるほど。そういうやつか。』
(↑わかりにくいけどコレ俺の感情。)
たぶん最初の方の曲っぽいやつを歌い、コントパートへ。
(カタカナの後の「へ」は見にくい説)
「誰をリーダーにするか」の選択肢で間違ったメンバーを選ぶと、
バッドエンドに導かれてもう一回になるわけですが、
このコントの質もその辺のアイドルとは格が違うくらい笑った。
(これを聞いてみたら絶対おもんないだろうね)
数回やり直して、
本物のリーダーを選ぶとストーリーが進むという展開。
このライブ⇒コント(ゲーム)を繰り返してライブが進んでいったわけですが、
このコントパートがほぼ全て実話に沿っていて、
最初の「リーダーが誰か」くらいは自分も知っていたけど、
それ以外のところは何も知らない自分からすると
このグループを知れる内容で
初めて行ったワンマンライブとしては最高の演出だったと思うわけです。
ライブが進むにつれて、途中レベルアップという感じで、
衣装チェンジもあったりして。
それもなんか戦隊ヒーローが新しい技を出す回であったり、
新マシン、新スーツが登場する場面のようなワクワク感に包まれて高揚する演出。
最後にゲームが上手く行かず飽きたユーザが『もうやめた』と途中で投げ出す。
ゲームの世界に捨てられた「つぼみ」に
”こんなところで終わるわけにはいかない”という自我が芽生え、
その強い気持ちが奇跡を起こし、ゲームの世界をユーザの操作なしに進めてしまうという
空前のダイナミックドキュメンタルスペクタクルムービーだったわけです。
知りませんけど。
最後の大阪野音などのデカいライブの告知の映像で
「おぉぉ」ってなったこの流れからのラスト「All tag need」のMVが流れて、
途中からまた最初の衣装に身を包んだメンバーが出てきて歌うというのが
『いやもう天才現れたでコレ…構成作家だれやねん。。ぶっとばすぞ(ありがとう)。。』
という気持ちでしたよね。
最初に歌ってしまって、『あ。終わった。』と思っていたのに、
最後にまたフルパワー版を聴かされることになって、
まんまとハメられたわけです。
この「All tag need」って曲。
『○○したい』ってずっと言ってるんですけど、
この感情、俺にはないんですよ。
"want"を持って人生生きてきてない。
今書き進めてる全然おもんない記事になりつつあるサッカー話のやつでもわかるけど結構周りに流されて生きてるだけで、「○○したい」って思ったことほとんどないんですよね。
高校も大学も家から近かったところに行っただけだし、
サッカー部も友達に誘われたし、高校の部活も顧問に誘われただけだし。
就職も大学行ったらだいたいその道に進んでる感じだから俺も、みたいな感じで。
決まってることを一生懸命やるのは得意だけど、
自分の意思で動くのは苦手。
なるようになれ~ってフワフワ生きてきたオレにとっては、
この「したい」って気持ちがあるってすげぇなって思うわけです。
芸能人なんだから当たり前なんですけど。
別にお金持ちにならなくてもいいし、Mステ出たくないし、売れたくもなければ週刊誌にも追われたくない。ただレモンはちょっと持ちたい。(あと「同級生引いてます」がめっちゃ好き)
だからか
自分にない感情だから共感できないのではなく、
この瞬間は自分の箱から飛び出てる感じがして気持ちがいい。
のかな。
まぁとにかくこの曲は力強くて気持ちがアガる。
メンバーもみんな気持ちがノッてるし、ノりやすい曲だとも思う。
最後のサビは全員フルマサイしている景色を思い描きながら、
後ろでそっと見ていますが、感情的には爆発しているでしょう。
ってことで、まぁ言いたかったのは、
今までチラ見したことあったし「対バンでいたらまぁ多少は嬉しいな」とは思っていたグループのライブにいろいろな締切等あって精神的にも逼迫した時期にたまたま息抜きがてら行ってみたら最近見たライブの中では稀に見る製作側の愛情MAXのちゃんとしたライブに出逢いました。
というお話でした。
俺はつぼみのオタクではありませんが、最後に一応。
2/6(水)くらいに9年目にして初のフルアルバムをリリースしたそうです。
(画像、暗っ)
(そんで赤の子褒めといて薄ピンクの子が好きなんかいっ)
さっき書いた「All tag need」が1曲目に入ってますが、
リピートで聴けばラストもAll tag needみたいな感じで聴くことも可能ですね。
(そんなんプレイリスト作ってしまえば自分次第)
※曲順にも意味がありそうなので、まずはそのまま聴いてください。食べてもないのに味付けすると嫌がるのが人間の性。
Overtureもかなりかっこよくなってるし、良い曲多い。
好きなのは、
↑を除くと、Dreamer、jumping!、9(ナイン)、Stand up Girlあたり。
あと、収録されていないし、ざっと見た感じ音源化されてなさげな「リハ」(ライブの曲振りでしか聞いたことないので合ってるか不明)って曲が好きです。
初めて聞いた曲だと、ありがとうがなんちゃらかんちゃらって曲が良いな。
通常版が2500円、DVD付きで3000円ですが、
このDVDも”やりすぎ”なくらい丁寧に作られているので、
俺みたいに「別にグループ自体や個人にまださほど強い興味はなく、特典券もいらんからとりあえずアルバムが欲しいだけ」というユーザにも500円足して観てもらって損はないと思います。
(MVの画質もキレイだし)
フラゲ日のライブもなんだかんだあって仕事を終わらせてないのに行ってみましたが、
「CDの曲順にライブをやる」というのは個人的にはとてもよかった。
発売までCDの曲順とかも未発表だったらしいですたぶん。
秦基博の武道館とか行ったあとに、自分でプレイリスト作って聴いたりするじゃないですか。アレやんなくて済むし、アレやりたいってことはそういうことなんだろうな。
はいおわりー。長っ。疲れた。
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