「遠慮ガチナ殺人鬼」観劇

1/12(土)「遠慮ガチナ殺人鬼」観劇。



ひとことで言うと


『やっぱりボクラ団義が好き』


そう思ってしまった。



これほど高確率でいつもおもしろい舞台が観れるとこはないし、

まぁ色々と何も知らない俺からすると、最も信頼のある劇団です。




<好きな作品ランキング>

1.忍ブ–Play Again- vol.5(2015年版)

2.OverSmile(2016年版)

3.今だけが戻らない



突然、なんかランキングの発表が始まったが、

いずれもDVDであらためて見ても良い。


耳蒼も、飛ば鳥も、サヨナラの唄も、ロストマンブルースもよかったですけど

上位3つはわりと差がある。


でもロストマンブルースは4位かな。

サヨナラもよかったな。



まぁいいや、この話は。




てか振り返ると、誤人も十七人の侍も観ているし、

なんか忍ブ以降のやつほぼ観てるじゃないか。俺は。



まぁいいや、この話は。



2位と3位は正直悩むところで、昔はOverSmileが勝っていたが、

最近になると今戻がグイグイ良さを出している。


OverSmileに関しては、新宿村Liveというのも良かったのかもしれない。

当たり前だけど、DVDで観るよりもずっと。


2018年版の新作は、能力者が増えてわかりやすくなって"しまった"という感想があるのと、

シブゲキの最後列で初日に観たこと(最初声が全然聞こえない役者さんもいた)、

オバスマへの期待が大きすぎたことがあった気もする。


2018年版もよかった前提ではありますが。



このランキング、他の劇団さんを入れてもたぶん

2位に6番シードさんの「Life is Numbers」が加わる感じで、

大きくは変わらない気がする。


「Life is Numbers」は、DVDにならなかったけど、

あの作品はもう一度観たい。


俺が歳をとればとるほど、どんどん良いと思う気がする。

6番シードさんはそういう舞台が多いという印象。


きっと俺が大人になればなるほどもっと違う観方がありそうという。



そもそも「小劇場の舞台をDVDで見てもそれって良いの?」と俺も思っていた。

ただ意外にも結構いい。


当然、アングルとかなんでそう撮るかなぁみたいなシーンはあるけど、全然良い。



全然良いのだ。



否定と肯定の共存

『全然良い』。




忍ブと今戻に共通するのは曲も良いということ。

この2つの舞台はサントラも買った。


忍ブの「忍ブ」と、今戻の「kei makabe」はホント良い。


忍ブのサントラは豪華でストーリーを結構追える。


さすがにレミゼや四季のリトルマーメイドのように、

全編は入っていないが、グレイテストショーマンレベルでは追える。



今戻に関しては、初日の公演中止という「事件」に遭遇したのも良い思い出。


ボクラ団義のピンチを完全に好転した対応は、企業としての鏡だと思ったし、

いろいろあったとしてもまだ絶大な信頼がある今に繋がっている。







って、こんな話はどうでもいいんですよ。


いつまで無駄な話してるんすか。

気を緩めるとすぐ関係ない話ばかりしてしまう。



「遠慮ガチナ殺人鬼」







『復讐劇』


いいですね。


葬式にやってきた全員が「私が殺した」と言い張り、

一人ひとりに話を聞いていく。



それぞれが抱えた事情が明らかになるにつれ、

そこにいた人たちが思わぬところで次々とつながっていき、



それは偶然ではなく、仕組まれた「自白」だったことに気が付いたときには既に。





少しずつピースがハマっていく感じがね。

ザ・ボクラ団義というか。久保田さんだなぁって感じがして。



これが好きなんですね、俺はきっと。







みんな大好き図師さんが出演することもあり楽しみでしたが

この前の6番シードさんの「劇作家と小説家とシナリオライター」では、

カーテンコールでようやく徳永英明として貪欲にウケをいただいていましたが、

0(ゼロ)という一度もボケない役のフラストレーションを晴らすかのように


今回はずっとボケてましたね。(語弊


アブラハムの「父」のくだりは、ちょっと声出して笑ってしまいました。




そして今出はやっぱり可愛い。

こればかりはどうしようもない。


今出も出るってあまり知らずに行って

(確かにどこかで観た気がした)

前説で出てきたときの可愛さに、

中野・ザ・ポケットの最後列で観ていたのに

さらに距離を取ろうと後ろの壁いっぱいに仰け反ろうとしましたよ。


ゲリラ今出は危険だなまったく。。







…何を言っているんですか。









今回、結構印象に残ったのは「望希子」役の冨永さくらさん。


役がそもそも印象的だった。というのは大きいけど、

それにしても素晴らしい望希子っぷりでした。



同じくボクラ団義好きなお友達がルピナスの子をたまにRTしてるので、

事務所の名前だけは知っていましたが。



今回の登場人物の中で最も伏線からの大きなつながりがあるのが、

きっと、この望希子で。



羽生くんが無意識に羽生結弦を演じているように、

望希子もまた、私生活でも望希子を演じていた。



前半の彼女の振る舞いと、後半の精神的な揺らぎが。

とてもよかった。




こういう出逢いは縁なのでしょうが、

ボクラ団義の舞台に出て欲しい人、例えば西園みすずさんとか、

その辺が出てくれる未来は来るのでしょうかねぇ~笑。


西園さんが主役級で出てた舞台を前に春原さんが観に来てたときは、

「ちょっとずつ近づいてきている…!」と間接的に期待していましたが(笑)。

(『戦闘改造学園Z』だったかな)



ボクラ団義か6番シードの舞台は絶対合うと思うし、

どちらかというと「西園みすずが観たい」という、西園が主語ではなく、

「ボクラ団義の話にこの人がいたらなぁ」という、劇団側が主語の話で思うことです。


まぁ舞台ファンとして期待して待つだけですなぁ。



いろいろあるでしょうし。







役者個人を評価して振り返るみたいなことはあまり美しくないですが、


ドリーム師匠こと『夢麻呂』さん。

冒頭で話をした「ロストマンブルース」以来でした。

(劇シナの前説を除くと)


良い意味で印象が全然違った。

この夢麻呂さん、とても好きでした。


夢麻呂さんって、もうアツ苦しくて、落ち着きがなくて、

いつもあの人の周りはにぎやかな明るいイメージを持っていましたが、

今回の「殺人鬼」。そして、「殺人鬼の父」としての演技がかなり好きでした。


声とか立ち振る舞いとか、親父役がこの人でよかったなぁと。








今回、はじめましてだった後藤健流さん。


Twitterアカウントに書いてある「BLOOD LINE」って聞いたことあるなと思ったら、この前の「サンドイッチの作り方」に出ていた後藤紗亜弥さんの実のお兄さんだとか。


言われても全然納得できませんね(笑)。


ただ血のつながりにやたらうるさかったのが

「BLLOD LINE」と聞いた後だとちょっとアレします。笑



藤原竜也みたいな演技するなぁと思ってみてる瞬間がありましたが、役者を役者で例えるのは美しくないですね。


(この人、主に望希子に感化されて「美しくない」って言いたいだけだ…)



見た目はチャンカパーナしてそうですが、

真面目そうという感じに見えました。

知りませんけど。




力のある役者さんだなぁというのは、

このケンリュウさん含めて今回みんなに思えましたね。

(タケル)








ボクラ団義の中で言うと、高橋さんが好きです。

これはわりと昔から。糸永さんと高橋さんが好きでした。



ちなみに糸永さんは今は引退?されましたが、

「全公演観てる?笑」ってくらい自分が行くときにいつも客席にいて。



今回は電車でも自分がパワプロしながら座ってて

あるとき顔を上げたら向かいの席に座っていて、

「(わーーー)」と内心テンション上がりながら真顔でパワプロしていました。




どうでもいいですこの話。




そう、高橋さんの落ち着いた演技が好き。

慌ててても落ち着いてる。


落ち着いてる?

なんかというか諦めてる?笑



何が起きようとびっくりしないというか、

切替が早い。


びっくりするんだけど、切替早すぎて切り替えた後だから、

「あーびっくりした(棒)」みたいなイメージ。



『今だけが戻らない』もよかったけど

今回の役のクソっぷりもとても最高でした。





あとは、なんか個人的に久しぶりに観た沖野さんのあの声は、

とても沖野さんですごく安心感というか、あーボクラ団義だって感じがしました。








先に言うと、

関係ない話をしますけど、



世はまさに大SNS時代の昨今では、


被害者なき事件がとても多く。

当事者たちは誰も傷ついてなかろうが、

既に解決していようが、


別の"思惑"ベースで事あるごとに偉い人を辞任させたりするケースや

単純に"他人事"だからと、向き合わないクセに判決を下したいケース。



実際には審判を下す部外者たちが本当の加害者で、

加害者が被害者で、本当の被害者はいないというニュースばかりを目にしている毎日。



最近俺がよく言う「0」か「1」の話。


人間の感情や結論を常に○か×かの2択でしか決められない人達。

その声があるのはいいが、それを集めて「事件を作る」マスコミ。


声があるのは構わない。

ツイッターで自分の意見をつぶやくのもOK。


ただ、それをまとめて「国民の意見を作る」マスコミは本当にクソ。




不倫はダメ。

ルールは絶対守りましょう。

食べ物は食べる以外に使っちゃダメ。

サランラップはいいけどポリラップはレンジでチンしちゃダメ。

あれしちゃダメこれしちゃダメ。



ダメダメダメ。

死ね死ね死ね。




という一部の国民たちが個人の「正義」を振りかざし、

弁明の余地のある、被害者はその人を許してあげられる事件を

問答無用で結論を決めつけ裁く。



そんなことばかりしているSNS民たちが、

理不尽に裁かれた偽りの加害者たちに、


いつか復讐されないことを祈りたいなぁと。




少し怖い感想ですが、思いましたね。



人の気持ちを甘くみてはいけないよなぁと。



(「スタッフがおいしくいただきました」で問い合わせやめるようなら初めから言うな。むしろ「このゴボウは人を叩くために作られました」の方がまだ納得感あるだろ。)







「それくらい許せよ。」


と。そう思うニュースばかり。





まぁそれも許せよという話ですか。










新年一発目の観劇。


今年もボクラ団義を中心に回るのかなって気がしますが、

先週はオムさんとこに初めて行ってみたりして。


まぁぐりむさんとか宮下さんとこってのは今までも行ってるんでアレですけど。



最近はわりとフットワーク軽いので、

好きな劇団、この舞台おもしろいよってのがあったら教えてください。






まぁ




遠慮しちゃうかもしれませんけどね。



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