『ミキシングレディオ2020』観劇
L-sideの千秋楽でした。
観劇から10日が経ち、もうエゴサも終わった今日この頃です。
本題より前置きが長くなる気がしていますがまずは。
新型コロナに対しては、
緊宣解除後は想定通り?以上に?感染者は増え続けているので、
みな観劇はまだ早いのではと抵抗のある状況の中。
(と下書き保存している間にどんどん増えていますが)
今回は、
・舞台と客席を遮る飛沫防止シート(アクリル板?)。
と、やれることはやっていたのかなと思うのと、
なによりそれらが何一つ舞台の質を下げる要素にはなっていなかったのが、想定外に良かったことであり、不思議なことでもありましたね。
アクリル板同士を止める部分や、
アクリル板とアクリル板の境目、
それらを吊っている紐だったりは当然あって。
そこにキャストが重なると見えない部分や歪みは生じますが、
予想を遥かに超える気にならなさ。
視界の話で言えば、前かがみのお客さん、お帽子の方、二度見するサイズのアフロのお方などの1/10000くらいの影響だと思いました。
客席の仕切りも個室みたいで集中力もあがった気がして、
狭いはずのKASSAIがなぜか逆に広く感じたのなんでだろう。
ただ今回は「ラジオブース」というテーマの中で
舞台と客席の仕切りもあって問題ないシチュエーション。
フェイスシールドもマイクのような感覚だし、
"ドタバタ劇"というコミカルな演劇だったから。
ということも考えたんですけど。
それにしても気にならなかった。まったく。
フェイスシールドは各々で色や形が工夫されていてうまく同化していたし、
見ているうちに慣れ過ぎて、途中からはほぼ見えなかったと言っても過言ではなかった。
けど、自宅が舞台のアットホーム系の舞台で
全員フェイスシールドをしていたらわからない。
(シチュエーション別に他に何かやり方があるんだろう)
その他
・1時間経過後の換気休憩
という細かい話に加えて、
当日以外のリモート稽古など。
再開後一発目で(あの規模の劇場での)多くの対策を見せてもらった感覚はありましたが、この取り組みで安全だったのかはまだ誰にもわからないとしてですね。
と、ここまで書いていたのですが、下書きに保存しまくっている間に、
松本さんがちゃんとまとめてくれていたので、こっちを読んでもらった方がいいです。
ここまで読んでくれた方、すみません。MJ。無駄な時間でした。
http://tommpedia.com/column/mixing1/
■ミキシングレディオ2020 振り返り〜コロナ対策劇場編〜
http://tommpedia.com/column/mixing2/
ただこれが新たな生活スタイルの演劇というわけではないと思うし、中間地点というか、本当に元通り何もなく観劇できる日が来ることは望んでいます。
この話もう終わりますが、
あらためて繰り返しになるけど
舞台客席間のシート、フェイスシールド、
そしてシアターKASSAIの狭い座席の1席ずつをビニールで被う。
これだけ邪魔なものがたくさんあるはずなのに、
ないものとしてまったく普通の観劇が出来ていた。
これは今考えてもやはり異常。
今回の対策が安全かは今は誰にもわからないし、
そもそも劇場に行く時点で?が付く人も多いでしょうが
これらのどれもが、
6cが公演をやりたいがために取り繕った言い訳ではなく
安心してキャストに出演してもらう
お客さんに観てもらうために何をすべきか
にプラスして、
ちゃんと高いクオリティで演劇を届けることを
真剣に考えた結果生まれていたアイディアたち。
よかったかはまだ誰にもわからないとしても、
電車通勤から換気ない場所で9時間勤務する多くの人の日常よりも安全な空間を作ろうとしたことに対してまずは、個人的には拍手の気持ちがありました。
(下書きしてる間に出たTHE★JINROのクラスターの話は一旦ここではやめておきます)
と、
ようやく舞台の感想に。
これまで6cさんを何度か観てきて。
安心というか、大人な空間というか、
なんだろう。
観たあとにいつもあるこの感じ。
あそこがどうとか、感想が細かい話にならないというか。
「なんか素敵だった」って思って終われる何かがいつもある。
『6番シードの舞台観に行きたい』って時期が定期的に来ます。
そして『Life is Numbers』が好き過ぎてぜひもう一度…。。
↑今ぜったい関係ない。
(DVD発売して…)
キャストさんの中で誰が一番好きかとかはなくて、
今回のチケットも誰扱いで買うとか永遠に決まらなかったわけですが、
観てあらためて、
やっぱ亜音さんすごいわ。とは思いましたよね。
今回はわりと素の亜音さんかなぁって役だったけど、
いつも全然違う役もなんでもガッとハメてくるし。
イニエスタに「あれだけ止めて蹴れたら楽しいだろうなぁ」って思う感じを、亜音さん見てると思う。
さすが純白カメレオン名乗ってるだけあるわって。
まぁ純白カメレオンについては理解出来てないんだけど。
めちゃニッチな話だけどボクラのなかTVとかでもやっぱおもろかったもんあの人。
もはやsurface好きなのもちょっとおもしろいくらいで、
ここまで行くともはやこの人を好きなだけなので、積み上げた信頼の勝利ですね。
今回の亜音さん演じる秋山真希は、
「真希さんならなんとかしてくれる」
「真希さんに聞いてみよう」
という周りからの信頼の厚い人で、
まさに椎名亜音にピッタリだったのでは。
そして、
今回のミキシングレディオ2020で、
土屋さん藤堂さん
樋口さん小沢さん
亜音さん宇田川さん
(松本さん)
6cメンバーの持つ属性バランスってとても良いとあらためて思った。
いくつかピックアップの感想。
・宮古田、責任負わされ過ぎて可哀想。
放送開始直前に、突然ディレクターを任された宮古田。
可哀想。
でも、やるとなったらやらないといけない。
(本当に出来ないなら絶対に断らなきゃ)
逃げずにやり遂げようとする人にはみんな力を貸すということ、と。
たとえ取り乱してやらかしてしまっても、見放さずちゃんと怒ってくれて認めてくれる周りの人達。もよかったけど。
それでも愛される宮古田はこれまで一生懸命働いてきたんだろうなと伝わってきた。
俺も助けてもらえるようにちゃんと生きよ。
・人は脈略関係なくグッと来ることができる生き物。
自殺しそうな娘を想って父親が泣いて叫ぶシーン。
直前までどんだけ関係ない話題でバタバタしていても、
気持ちの準備なくそれが突然訪れたとしても
人はたった一瞬でその姿を見て”グッ”と来てしまえるのだと知った。
~「よくこの展開で泣きそうになれるな俺」と自分にツッコミを入れながら~
・小沢さんはいつ如何なるときも小沢さん。
社長(小沢さん)の自由さと、ラジオ愛から一線は超えない常識人のバランスがよくて。
かき乱すんだけど無茶苦茶過ぎず、気持ちのいい笑いをくれた。
小沢さんらしい登場で、舞台がパッと晴れやかになった。
イリクラ以来の半仁田さんもしっかりと素敵でスポンサーコンビ拍手だ👏
・期待の面々が誰も期待を裏切らない「L-side」。
今回は7/5(日)のマチネしか観に行くタイミングはなかったので、必然的にL-sideでしたが。
前から気になってた2人。
我らが丸さんとこの池澤汐音(ボブジャックシアター)。
"この人ちゃんとしてそう"とTwitterフォローしてた柳瀬晴日さん。
そしてここに俺たちのサンミュージック、新井雄也くん!
(ぱちぱち)
が居て、楽しみだったんですけど。
前2人ともホントに期待した通りでよかったし、
はじめましての新井くんも好きになったなっ
池澤は、八坂さんのインスタでよく見ていたけど、
ちょうどいいビジュアルと、常に空いた口のだらしなさが魅力で
期待通りの愛されキャラ。
典子っぽい。とっても典子だった。
典子も自分の間違いに気付いて素直に謝れるのは素敵。
ちゃんはるさんは、顔面優秀過ぎるだけじゃなくて、
Twitterでの文章と表情の情報量からだけでも伝わっていた仕事をちゃんとする人のイメージが、実際に観た感覚もそのままで、期待通りの人で嬉しかった。
カーテンコールのみんなの挨拶を見守る姿も含めて、
舞台にいるすべての瞬間お客さんに観られていることを意識しているのも好感持てた。
(服の布一枚、髪の毛一本でも残ってる間はみんな演者でいて欲しい気持ちある)
演じた加奈は自分の仕事に誇りを持っていて、ラジオに対する愛情があるからこそ、行動力も決断力も生まれていて、とても素敵な人でキャラとして一番愛せたかもしれない。
新井くんが演じたカッキーは有名グループのアイドルとはいえ、
実際は吉川晃司ばりの肩幅とは裏腹に普通の男の子でしたが、
好青年がよく似合っていて印象の良い人でした。
あれで実際の新井くんはめちゃくちゃ性格悪かったらそれはそれでおもしろいし。
社長秘書の推しトークに間髪入れず「あいつもいろいろやってますよ^^」と無邪気に言うカッキーに一番笑ったかもしれない。
カッキー&典子がR-sideだと「聡ちゃん&平井杏奈」で、
あの二人だとどこまで崩れるのか気にはなりました←
道路交通情報の成瀬さん(水野さん)もお久しぶりに観れたしハマり役。
菅野さんは蜂巣祭とかスリダブとか「変なの※」でしか見てなくて、
やっと普通?の役が見れたし。
(※批判ではありません)
L-sideとても楽しかったな。
放送作家(土屋さん)や宇田川さん(役名忘れた)の胡散臭さというか、上手く生きて来た感じとか。
藤堂さんの仕事できるしクールに見えるけど意外と普通に話せる貴重なイケメン人種な感じとか。
よかったっすねー。
(公演終わってすぐに半仁田さんが主語を付けずに舞台関係者批判ツイートしていたけど、このタイミングだと6c批判に捉えるのもある意味自然で(違うのに)。誰かを攻撃するときこそ主語をつけないと本当に言いたかったこと以上に関係ない人全員攻撃するだけだから、自分も長く文句言ってきた人間として()、文句は悪いことじゃないけどそれを言う時こそ遠くから弓矢で批判せず、裸にナイフ持って自分も相手からの攻撃を受ける気持ちで主語を付けてちゃんと批判することは大事だと思っていて。でも辛かったんでしょうね。既に傷ついた後なのにまだ「傷つく覚悟で批判しろ」って言われてもね。部外者の自分から言えることは何もないんですが、社長秘書とても素敵でした。この舞台を見てあらためてイリクラ見てTwitterフォローしといた自分正解と思いました。)
ラジオを聞きだしたのは高校くらいからかなと思いますけど、
やっぱいいなぁと思うし
今回みたいに知らない高校生の悩みにみんなで本気になって。
(知らない子じゃなかったけど)
ラジオ番組だから当然自分たちを守るのもあるんだけど、
たまたまラジオだっただけで。
リアルで知らない人に助け求められてもわりと誰しも助けたいと思ってしまう。
でもそれをこの人たち特別良い人だなぁとは思わなくて、
誰でもこの状況にいたらこうなるんですよねきっと。
優しくない人もその状況だから優しくないだけで、
人なんて誰でもみんな優しいからなぁって思うし。
とか。
そんな意味不明な優しい気持ちをくれるのが6番シードで、
やさしくなりたいときに「6c見たい」って思うのかも。
そんなことは想定してないかもしれないけど、
ここは自分にとって優しくなれる場所なんだなと書いていて思いました。
じゃっ、そんな感じでー。
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