劇団PU PU GIRLS「女子高」観劇

劇団PU PU GIRLS 旗揚げ公演
「女子高」を観劇しました。



タテウチが新劇団に入ると聞いた時、
"おめでとう"という気持ちはまだなかった。

単純に観てもないのに適当なことを言えず、
言葉を探していました。



実際、今日観て、その不安というか、
期待のずっと先をいく感情になりましたね。

よくこんだけバラバラで個性的で全員違って、全員ちゃんと気持ちのあるメンバーが集まったなって。


それはPU PU GIRLSだけに区切る意味もなくて、
客演?で出ていたキャストの人たちも含めて、
はるかに期待以上の熱があって驚きました。


マジでおもしろかった。
もう明日と日曜、日曜は完売してるから
明日しかないし、明日は昼公演だから、

まぁもう、決まっていない次の公演。
オススメするというか、
俺は観に行きます。




さて、こっからは女子高のネタバレ感想。

ネタバレなので観ないでください。












■あらすじ
深夜、廃校となった母校に集まる同級生たち、7年ぶりの再会に喜ぶ彼女たちを襲った一発の銃声、楽しかった同窓会は、壮絶な復讐の舞台へと変わった・・・




ということで、ね。


そういうことです。




女子高を卒業して7年ぶりに集まった7人。


あらすじの通りなんだかんだで
教室真っ暗になって、
どっかーーんってなって、
クラスの中心だった美冬が死んだ。


美冬は心臓を撃ち抜かれていた(たしか)。
廃校の教室の中での出来事。
真っ暗の中そんなことが出来たのはこの残された6人のだれか。



そこで全員のスマホに届いたメール。

本文には「復讐のはじまり」の文字。
メールアドレスを見るとnatsumi…。


全員、心当たりがあった。

7年前、自殺した夏美。
(そして夏美はめちゃくちゃに可愛い)



ということで、犯人探しをしながら、
高校時代を振り返る。


死んだ美冬は転校生だった。
頭もよく綺麗な容姿、性格も明るくすぐにクラスの中心になった。


そんな中、夏美はイジメられていた。


ある日、美冬はクラスの不良である矢吹がナツミをカツアゲする現場に偶然遭遇する。


と、


物語を振り返ろうかと思ったけど、やめた。




なんとなく。
なんかせっかくの舞台が陳腐な感じになってしまいそうで。



なぜか眠過ぎるし。
観た人だけわかる感想にしよう。


ざっくりだけ書くと、

夏美はイジメられていた。
美冬は夏美を助けた。

死にたいと語る夏美に寄り添い友達になった。
クラスの人気者だった美冬と友達になり、夏美もクラスに溶け込んだ。

ただ美冬には二面性があった。
悪いことを繰り返し、いつのまにかクラスには敵だらけ。
そんな中、夏美は美冬を信じていた。

そんな夏美を美冬は愛していた。
ある日、突然夏美にキスをした美冬。

「誰にも言わないで」そう言った次の日。
クラス中に"そのこと"が知れ渡っていた。

今まで散々悪いことをしてきた美冬はどうしていいかわからない感情に陥った。
突然クラスに居場所を失い、一番信頼していた夏美に裏切られた気持ち。

ただ本当は夏美は言ってなかった。
たまたま目撃した友香が言いふらしたのだ。
それを知らず、感情的になった美冬は夏美に
「死ね」と告げてその場を去った。

その日、夏美は死んだ。







おれ、全部言った。
"振り返らない。"
さっきそう言ったことが嘘のようだ。

自分でも信じられないが、
全部振り返ってしまった。




さて。



まず、

「この中に犯人がいる。」

そう聞いた時、
一番に美冬は自殺したと思った。



この時点では美冬が誰でどんな子かもわからなかったけど、自殺したというのが他殺より明らかに可能性が高いそれだけだった。



そこから先、ずっとたぶん自殺したんだろうなと思って見ていた。


そう思うといろいろと辻褄があって、
ラストまで行く。



そして、物語のラスト。

「あくまで推測だけど…」

と話し始めたのは、香月。
(俺のレビューでは初登場なので誰?って感じでしょうか。ミスりました。)


「美冬は自殺した」



あぁ、やっぱり。


そして、
美冬は夏美を愛していた。
愛する夏美を自殺に追い込んでしまった。

その負い目をずっと感じていた。
と同時に、みんなに対しても、
夏美が死んだのはみんなのせいでもある。
みんな夏美のことを忘れるな。

そう伝えるために、今日自殺したのだ、と。



うん。

なっとく。




いや〜、最後は普通だったけど面白かったな。
みんなすごい。よくこのメンバーに出会えた。
タテウチ、マジでおめでとう。いや〜でも…


そんな帰り道をスタスタと歩き出した俺の気持ちとは裏腹に、まだ舞台は終わっていなかった。




みんなが帰ったあと、教室に残っていた香月。

帰ろうとしたその時、
そこに現れたのは死んだはずの美冬だった。


"えぇぇぇぇ"



「なんで、それが夏美のイヤリング(ピアス?)だってわかるの?」

(夏美のイヤリングの話もしてなかったなー。しまったぁ〜)




美冬は死んでいなかった。
美冬は夏美を殺した犯人を捜すため、
同窓会を企画したのだった。

刑事である?亜里沙に協力してもらい。


実は、
夏美は自殺ではなかった。
それを美冬は知っていた。

香月は愛する彼氏を夏美に取られ、
感情的になり、夏美をロープで殺した。


目の前には愛す美冬を殺した犯人。
香月に銃を向ける美冬。
その美冬にやめろと銃を向ける亜里沙。


ここで暗転。
幕が閉じた。


たいていのお話って、
暗くなったところで銃声が聞こえて、
"どっちが撃ったんだろう"で終わるけど
ここで銃声が鳴らなかったのがよかった。


まぁこの続きを考えることに意味がないので、それはやめよう。



最後はまんまと裏切られた美冬自殺派の観劇者でしたが、



まぁ、ホントに良いメンバーでした。

だれ、とかじゃなく、よくこんだけ個性的で一人一人が強い人たちが集まって。


旗揚げ公演って経験ないからわかんないし、
PU-PUメンバー(今のご時世メンバー呼びマズイか…)がこれまでどんな経験してきた人達なのか、

ほかの方も、タテウチ以外は誰一人知らなかったんだけど、
個のインパクトがそれぞれ残ってるかな。


中でも大川メンバー()はホントに良くて、
なんとなく素に近い役だったんじゃないかとも思うけど。


あとは亜里沙役の東野さんと美冬役の石川美沙紀さんもかなり印象的。


そんで、夏美役の吉野さん。
すごいちゃんとした顔してて、終演後タテウチと話してるときにチラッと話したけど、「あ、大丈夫です(話さなくて)」と綺麗な人に遭遇したときに出る伝家の宝刀「大丈夫です。」も飛び出し(ふつうに失礼)。


そしてそして、タテウチも。
(斜めに撮りがち)


いつにも増してのハスキーボイスがキャバ嬢感出てましたね〜
酒灼けですか〜(笑)


って、


いやーーーーー。
ホントに、良い場所見つけたなーーー。
親心ではないんだよな、この感じは。

タテウチの事を思って、
なんてのはカッコいいけど、
もっとシンプルに。


俺はこれからもいい舞台が観れるなーって。


これ変な言い方だし、
別にタテウチが出てるからって今まで無理して行ったことはないんだけど。


なんか、PU-PUメンバー以外の東野さん、石川さん達みんな含めて

また観たいな。

うん。
まぁでも正直、タテウチよかったって思いもある。

本気でやってたら本気でやってる人達と出会えるんだって思ってたけど、それでも実際不安だったけど、全部吹き飛んだ。



名前あげてない人達もホントに全員がちゃんとやってる舞台だからコレは間違いない。




そして、終演後、
タテウチ、せっかくメッセージ書いてくれたのに、
「控え室に忘れてきた」との言葉に、
わりと楽しみにしていた気持ちを抑えながら

「え、別に全然いいよそんなの」とひとことカッコつけた上で、悲しい吐息を中目黒ウッディーシアターに残して会場を後にしたのだった。
(なんのドヤ顔やねん)


写真、吉野さんに撮ってもらって、
心の中では大迫半端ないっての対戦相手監督ばりに

(吉野さんに撮ってもらったぞー!)

でした。



そしてチェキがまさかの劇団員全員とで、
撮るの下手過ぎぃ(全然いい)。
(っていうかワイドチェキでしか収まらない人数感)
(横撮じゃないと難しい。むしろよく撮れてる)


もう少し歳を重ねて援交感出せるようにがんばろう。






最後までがんばれ〜


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